雨漏りテントやタープでお悩みの方に朗報？？？

INVISIBLE WATERPROOF AGENTは内外壁用透明防水接着剤と称してamazonなどで販売されている中華の製品です。
当製品は数か月前頃にYoutubeやSNSの広告で頻繁に表示されていた見るからに怪しい中華製の防水剤で、ザルに金魚を入れたまま防水剤を塗って直ぐに水を入れると水がたまって金魚が元気に泳ぐ動画でお馴染みの防水接着剤です。
数名のYoutuberが宣伝動画と同じことをした検証動画を配信していたが全くダメな結果で水がストレートに漏れ出ていた。

でも興味があったのでamazonで（大）を買ってみた。お値段は約￥1000（小）～約￥2000（大）です。
製造元の中華から発送されるので１か月後に届き梱包の箱も変形しているなど安定の中華クオリティ、説明書も無く容器に極小文字の中文で書かれている説明はサッパリ見えない。こんな製品です。

興味を持ったのは内外壁用透明防水接着剤とあるが見た感じはシリコンに近いような感じなのでプラスチックやビニールなどの防水剤として使えるのでは？と思ったので購入して試した。

使いたいのは、
キャンピングカーの雨漏れ防止用で使われているコーキングが少し劣化しているので打ちなおしを考えていたが面倒。もし購入した怪しい防水接着剤が使えるようであればコーキングの上から塗布するだけなので楽ちん！

怪しいので試してみた・プラスチック編

25年選手の容量18Lのバケツが劣化でL字形にヒビがはいり水漏れしていたので内側からガムテープを張り付けて酷使していた。
補修できるか？ヒビは縦横ともに約3cm...
ガムテープを剥がして当防水剤を外・内側に塗ってみた。
防水接着剤はシリコンが溶けているような感じで塗る時は薄くのびて塗りやすい。これで大丈夫なの？と思ったのでそのまま２度塗りした。

※付属の刷毛は幅が5cm、幅広だったので￥100均で幅1cmのものを買って塗りました。

念のため24時間乾かしてから水を入れるとなんと水漏れしない。
塗る前は白濁色の防水接着剤が乾くとどんな色になるのか気になったが無色透明で良い感じ。
先日、洗車で当バケツを使ってみたが全く水漏れなし。OKです。

怪しいので試してみた・ビニール編

バケツはプラスチック製なので厚みがありヒビに防水接着剤が染みこむこととプラスチックは強度があるので軽く塗っても容易に補修できたのでは？
ってことで￥100均のチャック付きビニール袋をはさみでL字型に切って試した。

ビニールなので防水接着剤の強度だけで保護しなければいけないと思ったので厚盛で塗ってみた。

防水接着剤塗布後24時間放置したが厚盛したので更に24時間放置...
もう少し真面目にきちんと塗れば綺麗な仕上がりになるがお試しなのでこんな感じの仕上がりになりました。

水を入れてみたが水漏れなし。OKです。

確認後に固着した防水接着剤塗布後を強引に剥がして確認するとシリコン＋ビニール÷２のような感じ。
想定どおりの使い方ができることが確認できたのでキャンピングカーや自宅の水場のコーキング補強に使うことにする。
固着してもプラスチックのような硬さではなく柔らかく折り畳むこともできることが分かった。

更に、
プラスチックやビニールは染み込まないので防水接着剤だけの力で耐えていたが染みこむ素材であれば確実に水漏れを防げるのでは？
例えばテントやタープのシームテープ劣化による雨漏りや小さな破れの補修ができるハズ！？？？
ってことでタープの雨漏りとテントのシームテープが加水分解してべとつきが気持ち悪い箇所の補修をすることにする。

タープの雨漏り補修

中華製ノーブランドのタープですが縫製・シームテープ・UVカットの仕上げなど国内ブランドに負けない仕上がりですが購入時に気になったのが１点。
トップのシームテープ施工後、ランタンフックを付けるためにシームテープに縫い付けてある。雨漏りするんじゃね？
案の定、雨降りの時にたまに雨粒が落ちてくる。気になってしかたがないほどでもないのでそのまま使っていたが防水接着剤で補修します。

※11/23、キャンプで補修して結果を更新しますので施工結果を見たい方は11/25の週に再度内容を確認してみて下さい。
→ときどき雨キャンプになったので補修は断念。自宅で補修した結果をお知らせします。

タープの雨漏りを補修してみた...

事前に試して効果が分かっていたので内側のみ薄塗りで２回防水接着剤を塗布。写真は乾燥後です。
想定は塗った箇所が分かるような被膜があるのかな？と思っていたのですが、タープ生地に入り込んで固着したのか？塗っていない箇所と見分けがつかない仕上がりで触った質感も同じ。最高の出来栄えです。

水を張ってみた...

タープに水が溜まることは無いのですが水を張ってみた。
１時間ほど放置していたが水漏れはなしです。

ひっくり返して表面を見た

水漏れが無いだけではなく乾燥した状態です。凄い！！！

※キャンピングカーのコーキング補強も実施済。自宅水回りのコーキング補強もこの防水接着剤で補修することにします。

加水分解してベタベタするシームテープの補修もやります

当テントとコールマンのテントを同時購入、併用し保管状態も同じにもかかわらずSnowPeakは直ぐ加水分解してしまう？？？
ベトベト感が気持ち悪いことと加水分解により防水効果や強度が落ちているはずなのでシームテープの上に防水接着剤を塗って被膜を作ることで補修しようと思っています。

※タープの補修で効果が分かったので当テントを使う時にキャンプがてら補修することにします。

ナイロン素材テント・タープの破れ補修は...

風圧の力にどれだけ耐えられるか想定できないのでガチキャンプをする方はリペアテープで補修することをお勧めしますが、私のようなゆるいなんちゃってキャンプであれば小さな破れなら補修できると思うのでやってみようと思っています。
※TCはコットンの混紡素材なので重い、水分を含むと更に重くなる。重量があるので縫い目、シームテープ、破れ部分にかかる力が強いのでその力に当防水接着剤が固着した時の強度が想定できないので対象外としています。

INVISIBLE WATERPROOF AGENTについて

SNSの過大広告はやり過ぎだったと思いますが今回のような補修には他に類のない良い補修剤だと思いました。
また固着した材質を見る限り内外壁用透明防水接着剤と称するのは若干疑問がある？
例えばブロック塀を防水加工のに防水接着剤（大：300g）が何本必要なのか？また、防水加工したとしても強度はないので補強効果は期待できない。

であれば、いっそ開き直って”タープ・テント・コーキング用防水補修剤”と称して販売した方が良いかもしれない...

当補修方法を真似したいと思うチャレンジャーの方へ...

あくまで自己責任で行って下さいませ...