身軽に気軽に気楽に
妻の作業机の上を我が物顔でポーズを決めるおこめちゃんを見ながら、歳を重ねるにつれて大切なものが増えていき「身軽さ」が足りてない気がするなーと感じた。
ということで、今回のソロキャンは身軽さをテーマにしようと準備し始める。
でも軽く最小限装備では、装備不足の不安や遊び心が減って気が重くなる部分が出てくる。
心の身軽さ。気軽さや気楽さもテーマに取り入れる。
結局それなりの量になったがバイクに色々積んで、いざ出発。
真冬の装備としてはまぁそれなりに少なくできた方だろう...多分。
キャンプ場事前予約はない。
そんな自由なお気に入りの場所へ久しぶりに向かう。
到着
到着したのは、THE野営地。
やぐら沢キャンプ場隣接の独特なシステムのキャンプ場。(看板内容参照)
支払いはこの怪しい自動販売機。というかパーキングチケット発券機。
開場当初は、開けた一面のサイトのみだったが、林間サイトも徐々に開拓されていて、今回久しぶりに来たら林間サイトにバイク乗り入れもできるぐらいきれいに整地されてた。
これは良い。ソロテントとバイク1台で丁度ぐらいの絶妙なサイトが木々の間に段々に広がっている。
今回はこの林間サイトに決めた。
設営
極力身軽な3×3タープのステルス張り。ポールはソロベースのメインポール流用(110㎝)
本当は前面にもう一本ロープを張るのだが、ちょうどいい倒木があったので利用。
この日道志村の最低気温予報は-6℃ということもあり、超絶かさ張る冬用シュラフにインナーシュラフ、インフレーターマットに銀折畳みマット、ブランケットに湯たんぽにヒーターアタッチメント、更に亜鉛メッキ焚火リフレクターと、防寒対策はそれなりに用意。
とある毒ガス大好きオジサンは「死が急速に迫ってくる瞬間が、一番生を実感する!」とか言ってたけど、ソロキャンプでは急激に迫っては来ないように対策したうえで、氷点下の一晩乗り切る達成感を楽しむ。
我ながら、中々に今回無骨!
たまに眺めてテンション上がってしまう。
こういう自己満足はソロキャンプの楽しみのひとつ。
薪購入。そして管理人さんと会話
薪は針葉樹一束700円。
やぐら沢キャンプ場の管理棟で購入。管理人さんも同じ人。
今回薪ストーブなしで、おこもり予定なしなので焚火が命綱。
2束購入と、管理人さんへ今回も少し倒木を利用していいか確認。
「勿論問題ありません。自由に使っていただいて大丈夫ですよ。あと今回チェックアウトも翌日の昼過ぎでも大丈夫ですよ。」
と言っていただけた。
※チェックアウト時間はAM11:00が基本ルールだが、パーキングチケットを購入した時間から24時間後でもいいらしい。その日の状況にもよるかもしれないので翌日ゆっくりしたい人は一応確認したほうがいいかも?
ここの管理人さん、全身迷彩服で一見寡黙でとっつきにくいかと思いきや、話すとすごく気さくでいい人なんだよなぁ。
キャンパイ
戻って座ってプシュッと一息。
見上げる針葉樹林。
この突き抜ける感じが好きだ。ここもいい林してるなぁー。
あー、ビールがうまい。
倒木焚火とプチブッシュクラフト
販売されている薪とは違って、倒木は乾燥度合いがまちまちだし、火が付きにくかったり煙が多かったり爆ぜたりするけど、火を育てる手間がある感じがあるし見た目もなにか色気を感じる。
着火剤は地面に沢山落ちている杉の葉。
いくらでもあるので枝が湿気っていても着火できる。
ブッシュクラフトは、今回気軽にやりたかったので、切って少し削って突き刺しただけのランタンハンガー。
こんなのでも十分雰囲気出るのが林間のいいところ。
お手軽おつまみ
今回のキャンプ飯は、オールコンビニ飯。
最近のセブンイレブンは充実してて、焼くだけ温めるだけで幸せになれる。
ほんと蓋つきスキレット優秀(最近毎回言ってる気がする)
でも同じようなことは基本的にホットサンドメーカーでもできるな...w
青から黒へ
冬の林間は暗くなるのが早い。
そして暗くなると同時にどんどんと気温も下がる。
両足と腰にホッカイロを仕込んで、ヒーターアタッチメントと大きめの火を作った焚火で暖を取る。
亜鉛メッキ焚火リフレクターは本当に偉大。
暗くなってきても誰も他に来なかった。
完ソロだ!
冷たく澄んだ空気に、焚火のスモーキーなにおい。
ふと見上げれば木々の隙間から見える星。
酒がすすむ。
〆の鍋焼きうどん
これもコンビニに売ってた、すき焼き風鍋焼きうどん。
鍋は身体の芯まであったまる。しみるぅ。
寝る準備
湯たんぽをあっためながら熾火になっていく焚火を見てゆっくりと最後の一杯。
焚火が完全に熾火なるのを見届けて、オイルランタンを消して粗方片付けてタープの前面をしめたら湯たんぽと共に寝袋へ。
既に氷点下だろうけど、温度計はない。
でもスマホに表示されているこの地域の現在気温は-3℃と書いてあった。
翌日はゆっくりしていいとのことだし、目覚ましはかけずに就寝。
翌朝
もう明るくなってきてるなと感じて、ゆっくり起きた朝。
外に出て歩くと常に何かを踏んでいる感覚があり、バリッバリッと音がする。
ふと地面を見れば大量の霜柱。
結構冷えたんだなぁ。
昨晩は念のためジャケットも着たままで寝袋に入ってたが、夜中に暑くて起きてしまい脱いだ程、寝床は暖かかった。
けど外気温は予測通り-6℃ぐらいまで行ってた様子。
というか日が出たけどまだまだ氷点下といった感じ。
タープ内側の結露がすごかったので、先に解体して木と木をガイロープでつないで干したら凍った!
凍ったタープをはたけば細かく氷になった結露たちが落ちていくので乾くと言えば乾くのだが、なんだか変な感じ。
これがフリーズドライってやつか!
朝焚火に珈琲と朝食
とにかく寒いので焚火をする。
そして珈琲を淹れる。
林間サイトで淹れた珈琲は、マグカップの中に林が映ってきれいだ。
朝食はカップそば。
気軽に食べれるおいしいもの代表格!
撤収
やっと日が差し込んできて、暖かくなってきたなぁと思いながら、もうカエリタクナイ病発症したが気合で撤収。
昨年の夏頃できてから数回通って久しぶりに来たけど、冬のソロキャンも楽しめる場所だ。
ここもまだ開拓過渡期な感じあるし、来るたびに新しい発見あったりしそう。
絶対にまた来よう。
寄り道
年始一発目に行ったWOODSMAN CAMPGROUNDでもらった紅椿の湯の割引券が、実は2枚ついてたので2枚目を使いに寄り道。
ここの温泉、露天にぬる湯とあつ湯と遠赤外線サウナもあって、3時間ゆっくりできるから完全に整える。
湯上りにはノンアルを一杯飲んで、贅沢な週末の仕上げ。
帰宅
おこめちゃん...なんでこんなまん丸になりながら不機嫌そうな表情...
妻子は妻子で車に乗って出かけてたしずっとお留守番のおこめちゃんはさみしかった様子。
思いっきりあまえてきていいんだよ!と手をのばすと噛まれた...
まったくツンデレさんめ。
しかし今週は肩に乗ってた何かがするっおりたような、いいソロキャンを楽しめたな。
ちょっとこれから仕事が忙しくなりそうだけど頑張って乗り越えていこう!
さて次はどこにいこうかなー。
kou4082023年1月28日
カッケー🥰絵になってます。
センス良すぎです。👍
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週末スナフキン2023年1月28日
@kou408 さん
ありがとうございます!!
自サイトの雰囲気づくり大事ですよね!たまに見て自己満足に浸る。。。これもキャンプの楽しみとおもってます!
でもまだまだ皆さんには勝てないので色々工夫しながら頑張ってます!
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kou4082023年1月31日
@週末スナフキン 💃
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パンダ2023年1月27日
スナさん…やっぱりカッコイイキャンプする!
かっけー!倒木集めての焚き火はなんかやってる感あってパンダも好きです!
しかし、タープステルスで-6℃、すげーっす😆
冬キャンで一回はステルス泊チャレンジしようかなー
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週末スナフキン2023年1月27日
@パンダ さん
ありがとうございます!!
真冬のキャンプでタープ泊はなかなかにやり切った感ありましたよ!
でもよくよく考えたらソロベースもタープ泊みたいなもんですけどねw
倒木焚火は久しぶりにやりましたけど、やっぱり色気のある火で楽しめましたー!
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28Can2023年1月25日
キャンツーかっこよぎる😆✨
私もいつかは絶対デビューしてみせる!
(まずはバイク免許を取りに行きましょー😶)
軽量装備で氷点下を乗り越えてしまうキャンプスキルにほんと尊敬致します🫡
雰囲気も素敵なキャンプ場ですね🤭
おこめちゃんのツンデレには
瞬殺されました😆💕
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週末スナフキン2023年1月27日
@28Can おぉ!バイク乗れるようになったらぜひ一緒にキャンツーしましょう!!
真冬ですし、安物寝袋なのでまだまだ荷物おおいですが、「無理してまで軽量化しない」を念頭に荷造りしてます!w
でも次は大荷物でもヌクヌクキャンプしようと思ってますw
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